動詞に注目してホロスコープを見る

さいきんTumblerで以下のようなエントリーを見つけた。


野中郁次郎先生の口癖

「名詞」を研究するな、「動詞」を研究するのだ
「川」ではなくて「流れる水」
「太陽」ではなくて「燃え続ける火」
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「プロセスを研究すること」の機微を言い表している言葉として、非常に考えさせられた。
 僕が見ているのは「流れる水」だろうか、それとも「川」だろうか。

http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1563.html


野中氏は経営学が専門の人だということだけど、
これはホロスコープの解釈においても参考になる視点だと思った。


ついつい事後的な後付け機能として
ホロスコープを使ってしまいがちだけど、
分析的なものの見方は癖になる。


対面鑑定などの場合などは特に、
死体の解剖ではないのだから、
相手の中で固まって形骸化した名詞ではなくて、
流れつつある生きた動詞とその主体を見出すのでなくては。


それで、
その主体の動作をつかまえた上で、
どう関係していけばいいかとか、
振る舞いのどこを変えればいい流れにのれるか、
といったアクション指導をフィードバックする。


常に支配星を追い、
星座を動詞に置き換える。


蟹座は名詞では「川」で、動詞では「流れ漱ぐ水」
蠍座は名詞では「湖」で、動詞では「たまりろ過する水」
魚座は名詞では「海」で、動詞では「うねり飲み込む水」


名詞は生きた出先機関である動詞の「名残り」みたいなものだから。
生きた星読みをするには、
まず『動詞に注目する』という姿勢を意識せにゃ。