うらない

2人の占星家のスタイルとその違い

友人の若手占星術家ユピテルジョージと雑談していると うらないに関して色々とアイデアが生まれたり、 セルフイメージの確認が進んだりすることが多い。 年齢も同じくらいで、 占星術という共通言語があって、 ともに<世間>に対して何がしかを企んでいる、…

「占い」と「ことば」

「占い師」というものに 人が向ける意識というのは、 自分が考えたこともないような遠大な思想を教えてくれるより、 自分しか知らないはずのことや、 自分の身近でこれから起こるであろうことを、 一息でズバっと言われたい という場合がほとんどだ。 だから…

動詞に注目してホロスコープを見る

さいきんTumblerで以下のようなエントリーを見つけた。 ■野中郁次郎先生の口癖 「名詞」を研究するな、「動詞」を研究するのだ 「川」ではなくて「流れる水」 「太陽」ではなくて「燃え続ける火」 ・ ・ ・ 「プロセスを研究すること」の機微を言い表してい…

関係性の体系としての12星座システム

「星座なに座?」 「わたし獅子座〜」 「あ、なんかそれっぽいかもwww」 みたいなコミュニケーションツールとしての占いもアリだけど、 もともと12星座というシステムは、どれか一つの星座自体で 独立した価値をもつわけではありません。 仏教の「縁起」の考…

星座別・気になる人【火のエレメント篇】

占いの練習とネタのストックもかねて、 毎日最低ひとりは有名人のホロスコープを出してるんですが、 そうやって占っていると、世間の人気とか知名度とはあまり関係なく、 占星術的かつ個人的にすごく興味がわくor気になる人というのが、 必ず出てきます。 で…

遊びと占い

遊びの本質と、占いのポジションって、 なんとなく近い気がするんだけど、 遊びと違って、占いってイマイチ身体的じゃないんだよね。 話したり聞いたり、イメージしてもらったりはするけれど。 ときどき視覚を用いるくらい。図像とシンボル使ってね。 でも占…

占い⇒自己教育ツール

ふと思ったが、占い師と占われる者との間で行われる現在のような形式での占いは、将来的にはなくなるだろうし、また、なくなるべきだ。古来より日本でも秘儀への参入は、霊媒としての巫女(神主)と、霊体験を導き解釈する審神との二人一組で行われてきたけ…

占い世代論

この1週間、占い業界で著名な某占星術研究家の方と夜を徹して飲んだり話したりする機会が2度ほどあって、色々考えることが多かった。 その方の話としては、これまでは占い師で集まると、細かな占いの技法論やニューエイジ系のふわふわした議論に終始しがち…

占星術のメンタルモデル

数年前、大学生の頃に読んだユングの著書の中で、 感銘を受けた言葉があった。 「心理学の法則では、内的環境が意識されないと、外的にはそれが運命として生ずる。 つまり、個人が未分化で、自分の内的矛盾を意識しないでいると、 世界は必ず葛藤という形で…